2013年6月26日

世界自然遺産を歩く


昨日までは、海でダイビング。今日は、山でトレッキングです。
初めての知床なので、1日貸切のネイチャーガイドをお願いしました。


朝、起きると雨です。雨です。雨です。
楽しみにしていたトレッキングですが、天候でモチベーションが少し下がっています。

8時に宿を発ち、集合場所の知床自然センターに向かいます。
今日の知床峠は視界が悪く、羅臼岳が全く見えません。

峠を走っていると、キタキツネが道路真ん中に、反対車線に車が停車しています。
キタキツネは、車を見上げてエサを頂戴って言っているようです。
野生動物にエサを与えるヒトがいるので、危険を冒してヒトに近づくようになってしまったんですね。なんとなく嫌なシーンです。

知床自然センターでネイチャーガイドさんと合流し、今日の行き先を決めます。
午前中は、近くの沼に行くことにしました。
雨はしばらく止みそうにないので、レインウェアと借りた長靴を履いて出発の準備をします。

さあ、トレッキング開始です。

場所を移動して、知床縦断道から森の中に入ります。
生い茂る笹がフェンスとなり、倒木が行く手を阻みます。

雪解けの時期に川になる

涼しいからと油断していました。非常に蚊が多いです。顔や手が痒い×2。
ガイドさんの腰に、虫よけスプレーみたいなモノが見えるんですけど。。。借りたいなぁ。
でも、よく見ると熊撃退のようです。危ない×2。

森に深く入ると笹が少なくなり、歩きやすくなってきます。
この辺のエゾシカが花を食べてしまうので非常に少ないです。



雨で小動物もお休みです

病んだ木が倒れ、若い木に光を当てます

50分程歩いて沼に到着。 霞んでいるお陰で、幻想的な風景になっています。

沼
元々は草原 雪解けの時期に沼になる

沼には、オタマジャクシが泳いでいました。将来は、エゾアマガエルになるのかな?
しばらく眺めた後は、沼を周るようにして入口に戻ります。

歩いていると、木の幹にいくつもの エゾハルゼミ の抜け殻を見つけることができます。
抜け殻は、20mm程。少し小さいセミなんですね。

エゾハルゼミの抜け殻
エゾハルゼミの抜け殻

熊の爪痕を発見しました。木の反対側にもあり、爪痕の位置は170cmの高さ。
体格の良さそうな熊です。木の根もとにおnewな排泄物があります(自主規制)。
もしかしたら近くにいるのかも。 |(エ) ̄*)
熊には近くで出会いたくはないのですが、遠くからは見たいのです。

木に残る熊の爪痕(左手)
熊の爪痕

きのこ
熊が好きなキノコ

2時間ほど森の中を歩きました。勾配は緩やかで初級者向けのコースだったと思います。
ゆっくり歩くことで、ひとつひとつの草花を観て匂いを感じ、熊やキツツキなどの生態の痕跡を見ることが出来ました。

時刻は、11時半。
ウトロに降り ボンズホーム で昼食にします。

ボンズホームの7日間煮込んだカレー
7日間煮込んだカレー
ボンズホームのスイートポテト
スイートポテトとコーヒー

カレーは色々な味が凝縮されて美味しく、添えられているジャガイはホクホクです。
スイーツも注文しました。コーヒーを飲むことで、ジャガイモの甘さが際立ちます。


午後も知床の自然を楽しみます。

まずは、オロンコ岩。ウトロ港近くにある巨大な岩です。

オロンコ岩の説明
高さ60mの岩

階段を使って岩のてっぺんに。カモメやウミネコが侵入者を警戒しています。

頂まで登ると、そこには多くの植物が花を咲かせていました。

オロンコ岩に咲く花
天気が良いと景色も楽しめそうです

岩の斜面では、カモメやウミネコが毛繕いをしたりして羽を休めています。
海面を見渡すと、ケイマフリ が2羽います。
以前、ドキュメンタリー番組で見たような気がするのですが。。。
ガイドさんから説明を聞き、ウトロで保全している貴重な海鳥だと知ります。

車で移動中、岩にオジロワシがいるのを教えてもらいました。隣の岩にはカラスも居るのですが、私の視力では違いが分かりません。知床には双眼鏡を用意しておくべきだったと痛感です。

オジロワシ
雨の中オジロワシが佇んでいる

最後に、男の涙と呼ばれる滝を見に行きます。

知床自然センターから少し移動した場所から森に入ります。
ここのエリアもガイドが必要です。熊の捕食の跡?や水浴びをする水溜りがあります。

エゾシカの白骨化
エゾシカの白骨化

千手観音のよう

2Kmほど歩くと視界が開け、滝を見下ろせる断崖絶壁の上に。クラクラしそうなほどの高さです。
男の涙(湯の華の滝)の側面を斜め上から見下ろす位置です。

男の涙
崖の岩場から地下水が落ち込んで滝に

転んだらOUT

この斜面を降りて怪我する人が多いそうです。
雨が降っていて足元が悪いため、これ以上踏み込んで写真を撮る勇気がありません。

崖からの風が収束する場所では草原になっています。

撮影者の裏側は崖

草原は、エゾシカが食べない植物が勢力拡大中。数年前まで他の植物も生えていたのに、今では笹やワラビがほとんど。
晴れた日に、ここの獣道を歩くとダニが全身にまとわり付くそうです。

雨の中、ガイドさんと共に5箇所まわりました(一部省略)。ありがとうございました。
濡れながらも写真を撮り続けたXperia(スマートフォン)ごくろうさまです。


知床が世界自然遺産に登録されたのが2005年。直後は爆発的に観光客が増えました。
今では観光客数は落ち着きましたが、知床半島の道をロードバイクで、山をマウンテンバイクで楽しむ人が増えています。

また、山や川、道、何処に言ってもゴミが落ちていません。地元の方の努力あって環境が保たれているのだと思います。


宿は、ウトロのつくだ荘です。
ツアーバスの運転手・添乗員も使われている大きな宿で、安く居心地が良いです。

つくだ荘 外観
つくだ荘

ここでも温泉です。ゆっくり浸かり、疲れを癒します。

地元の方も利用する温泉


夕食は、波飛沫でラーメンです。
店内に入ると居酒屋モードとなっており、独り客のラーメンはアウェーな感じがします。
ラーメンもタルタル丼も美味しかったです。

波飛沫のネギラーメン(塩)
ネギラーメン(塩)

波飛沫のタルタル丼
タルタル丼


つくだ荘の朝食
朝食



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